2199年10月10日

波動エンジンの修理が終わり、ヤマトは火星をあとにした。先の訓練で怪我をした古代さん、島さん、森さんが個室に入って休養してしまったので、相原さんが森さんの代わりにレーダー*1を受け持つことになった。私は相原さんの代わりに第一艦橋の通信席に座った。ドキドキワクワク(はあと)。

ヤマトは木星に向った。波動エンジンを補強するためにはコスモナイトが必要で、それが木星か土星にあるだろうということだ。しかし木星に到達したとき、やはり補強していない部分に支障がでて、ヤマトは木星の重力に引き込まれてしまった。しかも目の前には浮遊大陸が!!あの下に入ってしまったら2度と浮上できない
その上、浮遊大陸からミサイルがとんでくるではないか!こんなところにもガミラスの基地があったらしい。個室に入っている古代さんのかわりに戦闘指揮席に座った南部さんが必死にミサイルを迎撃したが、エンジンの暴走で動きのとれないヤマトはかわすことができない。唯一機銃で迎撃するだけである。

その時、沖田艦長が艦首を浮遊大陸に向けろと命令した。真田さんが「波動砲を使うつもりではないでしょうね」と艦長につめよる。なに?なに?波動砲って?真田さんはその未知の武器をこのような状況で試すことに反対らしい。沖田艦長はその意見を退け、決断した。個室で休養していた古代さんが呼ばれ、戦闘指揮席に座る。古代さんがいなければ波動砲は撃てないらしい。そして徳川機関長が機関室にいなければならない。人の動きがあわただしくなった。
なにしろ初めて使う武器である。古代さんが自動砲撃の設定を解除した。沖田艦長の「全員、対ショック用意、対閃光防御」の声*2が緊張を高めた。私もゴーグルをつけて心の準備をした。
ものすごい光の束が浮遊大陸めがけて突き進んでいった。浮遊大陸は・・・・・消えてなくなってしまった。真田さんの「あの大陸を消してしまう権利は我々にはなかったはずだ」という言葉がズッシリと重く感じた。*3

エンジンの暴走は波動砲を撃つことによっておさまり、ヤマトは木星重力圏を離脱した。
結局木星の衛星にはコスモナイトがないとわかり、ヤマトは土星の衛星タイタンへと向った。


こらぁ〜!こんな業務日誌があるか!これじゃ個人の日記じゃないか!

書き直し!

(相原)

げっ!チーフのチェックが入っちゃった(^^;)


人類滅亡まであと361日・・・・

TVシリーズ該当話 初回放映日

「浮遊大陸脱出!危機を呼ぶ波動砲」

1974/11/ 3

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1*

レーダー席に誰もいないとレーダーが役に立たない。ヤマトの現在位置も目的地の位置もわからなくなる。したがってこの席には森雪か相原義一かアナライザーを配置しておかなければならない。
本来なら森雪が回復したらこの席に戻すところだが、私は通信班を活躍させるつもりなので(笑)、森雪がレーダー席に戻ることはない。彼女には本来の職務、医務室での看護婦専任になってもらうことにする。

2*

ここはムービーである。沖田艦長の声が懐かしい。

3*

ゲームでのオリジナルな場面として、真田と南部の会話がある。南部はどうやら南部重工の御曹司らしい。しかし戦争のための武器を作って(波動砲も南部重工で造ったもの)栄えている自分の家に疑問をもっているようだ。真田もまた波動砲の開発に参加していたことから、悪魔の兵器を作ってしまったのではないかという良心の呵責をもつ。だからこそ発射に反対したのだという。だが、結果的には沖田艦長の判断が間違っていなかったことも理解している。